ファクタリング

ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットを解説 

ファクタリングの仕組みとは

経営者にとって、資金繰りの悪化は頭の痛い問題といえるでしょう。銀行融資を利用しようと思っても、審査も厳しく、信用力によっては大きな金額の借入ができない場合があります。そこで、新しい資金調達方法として注目を集めている「ファクタリング」を利用してみてはいかがでしょうか。売掛債権があることで利用できる資金調達方法です。

この記事では、下記についてご説明します。

  • ファクタリングの仕組み
  • 他の資金調達方法とファクタリングの違い
  • ファクタリングのメリット・デメリット
  • ファクタリングは中小企業・個人事業主にとって効果的な資金調達方法なのか

最後まで読んで、ファクタリングについての知識を深めていただければと思います。

Contents
  1. ファクタリングとは?日本での利用状況
  2. ファクタリングの仕組み
  3. ファクタリングと比較される資金調達方法
  4. ファクタリングのメリット
  5. ファクタリングのデメリット
  6. ファクタリングを利用する際の注意点
  7. ファクタリングの安全性について
  8. ファクタリングを利用する際の流れ
  9. ファクタリングは中小企業や個人事業主に向いている資金調達方法?
  10. まとめ

ファクタリングとは?日本での利用状況

ファクタリングとは、会社が保有する売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、売掛債権の期日より前に現金化ができる資金調達方法です。

ファクタリングは、16世紀のイギリスで生まれ、20世紀にアメリカで普及し、1970年代に日本に取り入れられました。当時の日本の商取引では、手形が利用されていたためファクタリングは普及しませんでした。しかし、バブル崩壊をきっかけに手形の利用が減り、売掛債権を現金化する手段としてファクタリングが利用されるようになりました。

日本の商取引では、1か月分の取引をまとめて掛け取引にすることが多いです。

例えば、1月に商品提供が10回あったとしたら、1月末に締めて翌月末に1か月分を支払ってもらうイメージです。そのため、商品やサービス提供をしてから実際に売掛債権を回収するまでには、通常30日~60日程度かかります。

売上があってもその前に買掛金や人件費などの費用を支払う必要があるので、売掛金回収までの期間は手元資金がないと資金繰りが苦しい状態になります。そのため、ファクタリングは自己資本が少なく手元資金が不足しがちな中小企業にとって、画期的な資金調達方法なのです。

現在では、メガバンクなどの大手金融機関グループ会社でもファクタリングサービスを取り扱っており、中小企業だけではなく大手企業も活用しています。

また、インターネット上で申し込みから買い取りまで完結するオンラインファクタリングが普及し始めています。オンラインファクタリングは、対面の面談が必要だった従来のファクタリングより利用しやすいでしょう。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングには、2種類の仕組みがあります。ここでは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組みについてご説明します。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、売掛債権を売却したい契約者とファクタリング会社の2社間で契約を結ぶ仕組みです。契約を締結したら、売掛債権から手数料を差し引いた金額を、ファクタリング会社から契約者の銀行口座へ振り込んでもらいます。

ファクタリングの手数料は、売掛債権の額に対してかかります。

例えば、100万円の売掛債権を手数料10%でファクタリング会社に買い取ってもらう場合、90万円の現金を売掛債権の期日より前に振り込んでもらう形です。売掛債権の回収時には、契約者の銀行口座に売掛先から売掛債権の決済金が振り込まれるので、その金額をそのままファクタリング会社に振り込みます。

2社間ファクタリングは、資金調達までの時間が短いのも特徴です。最短即日で資金調達可能なファクタリング会社もありますし、時間がかかったとしても1週間以内には資金調達ができます。

また、2社間ファクタリングは、売掛先にファクタリングの事実を知らせることなく資金調達ができる特徴もあります。売掛先の信用力が高ければ審査に通りやすくなったり、金利を抑えられたりするのです。

さらに、基本的にファクタリング会社に買い取ってもらった売掛債権が回収できなくなったとしても契約者が補填する必要はありません。

ただし、売掛債権の回収時に一度契約者の銀行口座を介するので、ファクタリング会社としては売掛金の回収ができないリスクが高くなります。契約者が持ち逃げしてしまうリスクや、使い込んでしまうリスクを避けられないからです。そのため、次にご説明する3社間ファクタリングに比べると手数料は高く、2社間ファクタリングの手数料水準は10%~30%となっています。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、売掛先・売掛債権を売却したい契約者・ファクタリング会社の3社間で契約を結びます。そのため、ファクタリングを利用することは売掛先に了承を得る必要があります。売掛金の回収は、売掛先から直接ファクタリング会社に支払うことになるので、2社間ファクタリングに比べるとファクタリング会社にとって売掛金が未回収になるリスクは少なくなります。その分、手数料は約1%~10%と2社間ファクタリングに比べると低い傾向です。

ただし、売掛先にファクタリング利用を反対されれば利用できませんし、利用していることで「資金繰りが苦しいのかもしれない」と懸念を抱かれるリスクもあります。

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ファクタリングと比較される資金調達方法

ここでは、ファクタリングと比較される資金調達方法について、ファクタリングとの違いと一緒にご説明します。

銀行融資

銀行融資は、銀行に借り入れをして資金調達をする方法です。一方ファクタリングは、売掛債権を売却することで資金調達ができる仕組みであるため、融資に該当しません。銀行は審査が厳しいので、融資の申し込みから実際に融資が実行できるまでには、1か月程度の時間がかかります。また、審査に時間がかかったのにも関わらず、審査に落ちてしまうケースもあります。

また、銀行融資は不動産担保や保証人などを求められますが、ファクタリングは担保・保証人の必要がない点も異なる点です。ただし、銀行は利息制限法により、利息の上限は借入金に応じて年利15%~20%と決まっています。一方、ファクタリングは利息制限法による規定はないので、手数料はファクタリング会社が決めます。利息の負担を最小限にして資金調達をしたい場合には、銀行融資を受けたほうがメリットはあるかもしれません。

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売掛債権担保融資(ABL)

売掛債権担保融資(ABL)は、銀行融資の一つです。通常、銀行融資では不動産や定期預金などを担保にすることが多いですが、このような資産を有しない場合や、資産価値がある売掛債権を持っている場合には、売掛債権を担保に融資を受けることもできます。

ただし、銀行融資では債務者の信用力がなければ融資を受けることができません。売掛債権の価値が高くても、債務者自身が赤字や債務超過ならば融資を受けるのはまず難しいでしょう。

一方、ファクタリングは契約者の信用力も確認しますが、売掛先の信用力を重視します。そのため、契約者が赤字や債務超過でも利用できる場合があるので、自社の信用力に自信がないのであればファクタリングを選んだほうが良いでしょう。

手形割引

手形割引は、受取手形を金融機関に持ち込み、割り引いてもらうことで、期日より前に資金を調達できる方法です。ファクタリングとよく似た仕組みですが、そもそも手形での取引をしていない場合には手形割引の利用はできません。

また、ファクタリングは売掛先が債務不履行となった場合に補填は必要ないのに対し、手形割引は裏書人に遡及されてしまいます。

ただし、手形割引料はファクタリングの手数料に比べると低い水準です。手形割引料は金融機関で割り引いてもらう場合、年利1.5%~程度で利用できます。

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でんさい割引

でんさい割引とは、手形を電子記録したでんさい(電子記録債権)を手形割引のように割り引く制度です。手形の普及が減ったことにより、手形に代わる新しい方法として利用され始めました。手形割引は額面の金額を割り引くことしかできませんが、でんさい割引は分割での割引も可能です。

手形割引と同様に、ファクタリングに似ている仕組みであると感じるかもしれませんが、でんさい割引は通常の商取引をでんさいで決済していることが前提です。そのため、でんさいによる決済をしていない場合は、利用できません。

ファクタリングのメリット

ここでは、ファクタリングのメリットについてご説明します。

資金調達までの時間が早い

ファクタリングのメリットは、申し込みから資金調達までの時間が早いことです。ファクタリングは最短即日に資金調達できる会社もあります。資金繰りが悪化しており、短期間で資金調達が必要という場合には、ファクタリングの利用がおすすめです。

保証人・担保が不要

通常、銀行融資を利用する場合には、保証人や担保の差し入れが必要です。しかし、創業間もない会社の場合、担保にできる不動産をそもそも持ち合わせていない場合もあるでしょう。

一方、ファクタリングは融資ではないので保証人・担保の差し入れが不要です。売掛債権があれば、ファクタリングの利用を検討することができます。そのため、保証人・担保の差し入れができないけれど資金調達が必要な場合には、ファクタリングでの資金調達が向いているでしょう。

ファクタリングの利用を売掛先に知られない

2社間ファクタリングであれば、売掛先にファクタリングを利用する事実を伝える必要なく資金調達できます。売掛先に資金調達の事実を知られると、経営状況が悪いのかもしれないと不安に思わせてしまう可能性もあるでしょう。売掛先を不安にさせることなく資金調達をしたい場合には、2社間ファクタリングを利用しましょう。

自社の財務状況が悪くても利用できる可能性がある

銀行融資では、債務者の財務状況が悪いと融資を受けることはできません。営業利益ベースで2期赤字になれば、融資を受けるのが非常に難しくなります。

ファクタリングも契約者の財務状況も確認しますが、売掛先の信用力が高く財務状況が良ければ利用できる可能性が高くなります。そのため、自社の財務状況が悪くても、大手企業や業績のいい売掛先の債権があれば利用できるでしょう。

債権回収の手間がかからない

売掛債権は、売掛債権の期日に回収できているのかを確認する必要があります。回収できていない場合には売掛先へ催促をする必要もありますし、催促しても振り込んでもらえない場合には法的措置を取るケースもあるでしょう。

しかし、ファクタリングを利用すれば、売掛金の回収をファクタリング会社に対応してもらえます。債権回収の手間がかからなくなり、貸し倒れリスクの対策になる点がメリットです。

オフバランス化できる

ファクタリングは、売掛債権を手放して現金化するため、貸借対照表上の資産と負債を減らすことができます。これがオフバランス化です。負債が多い会社は融資審査が通りにくいので、金融機関の融資の利用をしたい場合にファクタリングを利用してオフバランス化することは有効的でしょう。

信用情報に悪影響がない

ファクタリングを利用しても信用情報に載ることはありません。将来的に金融機関で融資の申し込みを検討しているのであれば、信用情報をクリーンにしておくことは大切です。

売掛先の倒産リスクに備えられる

ファクタリングでは売掛債権をファクタリング会社に譲渡するため、売掛先が倒産して売掛債権の決済ができなかったとしても、自社が補填する必要はありません。そのため、売掛先の業績が怪しくなった場合のリスク回避の対策としても、ファクタリングは活用できます。特に自己資本が十分に蓄えられていない中小企業にとって、売掛金が回収できなくなると連鎖倒産の危機に晒されます。ファクタリングを利用することで連鎖倒産の危機を回避でき自己防衛にも繋がるのです。

ファクタリングのデメリット

ここでは、ファクタリングのデメリットについてご説明します。

売掛債権の金額しか資金調達ができない

ファクタリングは、売掛債権の額面しか資金調達できません。そのため、額面以上の大きな金額の資金調達を受けたい場合には向かないといえるでしょう。大きな金額を長期的に資金調達したい場合には、ファクタリング以外の資金調達方法を検討してください。

手数料が高い

ファクタリングは、融資ではないので銀行や貸金業者のように利息上限法を守る必要はありません。そのため、売掛債権の○%という形で手数料がかかるのですが、3社間ファクタリングの手数料相場が1~10%程度、2社間ファクタリングの手数料10~30%と金融機関からの借入に比べると高い傾向です。

3社間ファクタリングは売掛先に断られる可能性がある

3社間ファクタリングは、売掛先の了承を得て利用する必要があります。しかし、売掛先によっては、ファクタリングの利用を断られる可能性もあるでしょう。それだけではなく「資金繰りが厳しい会社との取引は控えたい」というように、悪い印象を与えてしまう可能性もあり、信用を失いかねないので注意が必要です。売掛先には、ファクタリングを利用する経緯を明確に説明できるように準備しておきましょう。

ファクタリングを利用する際の注意点

ここでは、ファクタリングを利用する際の注意点についてご説明します。

売掛先との契約で債権譲渡禁止の場合利用できない

ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に譲渡します。そのため、売掛先との契約書に債権譲渡を禁止する条項が記載されている場合には、ファクタリングを利用できません。

2社間ファクタリングでの債権譲渡登記の有無

2社間ファクタリングは、売掛引先にファクタリング利用を了承してもらう必要がないので、ファクタリングの利用が知られにくいです。しかし、100%知られないとは言い切れません。

その理由は、2者間ファクタリングを利用した際に、売掛債権の二重譲渡を防止の対策として債権譲渡登記を行うことにあります。この債権譲渡登記は、債券譲渡の事実を記録登記簿に記載される制度のため、誰でも見ることが可能です。つまり、売掛先が登記簿を確認した場合に、ファクタリングの利用が知られてしまうのです。

ただし、2社間ファクタリングを提供する会社の中には、債権譲渡登記なしで利用できる会社もあります。絶対に売掛先にファクタリング利用の事実を知られたくない場合には、債権譲渡登記なしのファクタリング会社を選ぶといいでしょう。

債権譲渡登記をすると費用がかかる

債権個数が 5,000個以下の場合の登録免許税は1件7,500円、5,000個以上の場合は1件15,000円です。司法書士へ支払う報酬は、利用する司法書士によって異なりますが、6~8万円が相場といわれています。

出典:法務省

ファクタリングは分割払いができない

ファクタリングは、分割払いができません。分割払いは貸金業にしか認められておらず、貸金業登録をしていないファクタリング会社で分割払いの契約は法律違反となります。もし、分割払いが可能と謳っている会社があれば、利用は避けましょう。

個人事業主は利用できないケースもある

ファクタリング会社によっては、個人事業主がファクタリングを利用できないケースもあります。個人事業主でファクタリングを利用したいのであれば、個人事業主が利用できるかを調べてから申し込みましょう。

複数社に見積もりを取る

ファクタリングは、手数料や資金調達期間、売掛債権の買取り金額などの条件が異なります。同じ売掛債権でも、ファクタリング会社によって評価が大きく変わることもあるので、複数社に相談して、自社に合った条件のファクタリング会社と契約を結ぶことを検討してください。

計画的に利用する

ファクタリングは非常に便利な制度ですが、その分、利用には注意が必要です。特に、手元資金が少なく資金繰りがギリギリの会社は、ファクタリングによる資金調達がなければ経営できない状態に陥ってしまう可能性があります。ファクタリングを利用しつつも、少しずつ手元資金を増やす計画も立てましょう。

ファクタリングの安全性について

ファクタリングは普及してきてはいるものの、まだ聞きなれない制度なので安全性が気になる経営者の方もいらっしゃるでしょう。政府も利用を推奨している資金調達方法であり、メガバンクなどの大手金融機関グループ会社も参入しているため、利用方法さえ間違えなければ安全な資金調達方法です。しかし、残念なことに悪徳業者も混ざっているので、ファクタリング会社選びには注意が必要です。

ここでは、ファクタリングを安全に利用するためのポイントをご説明します。

大手ファクタリング会社を利用する

たくさんのファクタリング会社が存在しますが、見極める自信がないのであれば大手ファクタリング会社を選ぶのが安心です。大手ファクタリング会社は、企業イメージも大切にするので誠意を持った対応をしてくれます。情報が少なく、信頼して良いかわからないような中小ファクタリング会社は避けたほうが無難です。

高すぎる手数料を請求してくる会社は避ける

融資をする金融機関は、銀行法や貸金業法に則り運営が必要で、営むためには免許や資格が必要です。しかし、ファクタリング会社を運営するためには免許や資格も必要なく、中には悪徳業者も混ざっていることを忘れてはいけません。

ファクタリングには手数料の上限もないので、手数料の設定は自由です。しかし、悪徳業者は常識の範囲を超えた手数料を請求してくることもあります。利用することで、のちのちトラブルに発展する可能性もあるので注意しましょう。

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契約書内容は必ず確認する

ファクタリングを利用する際には、基本的にはファクタリング会社と契約書に記名捺印して契約を結びます。そもそも契約書を用意してくれない会社とは、取引を避けたほうがいいといえるでしょう。また、契約内容に必要事項が記載されていなかったり、間違った内容を記載されていたりする場合も契約を控えるべきです。

ファクタリングといいながら融資の話を持ち掛けてくる会社

ファクタリングは売掛債権を買い取って資金化する資金調達方法ですが、ファクタリングといいながら売掛債権を担保に融資話を持ち掛けてくる会社も存在します。

過去にファクタリング会社が高利子で融資を行い、逮捕されたケースもありました。そのため、ファクタリングを利用しようと思ったのにも関わらず、売掛金を担保にした融資を勧めてくるような会社の利用はおすすめできません。トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。

会社概要で信頼できる会社か見極める

昨今ではほとんどの会社が自社のホームページを持っていますが、会社概要に会社名、住所や代表取締役の名前などが明記されていない場合は注意しましょう。やましいことがあるので記載できない場合もあります。記載があったとしても、インターネット上で利用者の体験談や口コミを調べておくことがおすすめです。

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ファクタリングを利用する際の流れ

ファクタリングを利用する流れは、まずファクタリング会社にファクタリングを利用したい旨を相談します。利用を希望する場合には、審査に進み、審査が通ったら条件を確認して契約に進みます。契約をしたら、売掛債権の金額から手数料を差し引いた金額が振り込まれる流れです。

なお、3社間ファクタリングを利用する場合は、契約時点で売掛先に通知を送る必要があります。売掛債権の決済時には、売掛先から直接ファクタリング会社に振り込むことになります。

2社間ファクタリングを利用する場合、売掛先にファクタリングを利用する事実を伝えません。そのため、売掛債権の決済時には一度契約者の銀行口座に振り込まれ、契約者が期日内にファクタリング会社へ振り込みます。

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ファクタリングは中小企業や個人事業主に向いている資金調達方法?

ファクタリングは、中小企業や個人事業主に向いている資金調達方法です。中小企業や個人事業主は、手元資金が少ないため資金繰りが悪化しやすいです。

銀行から融資を受けようと思っても、申し込みをして審査から融資実行までに約1か月かかります。そのため、1日でも早く資金調達をしたい場合、申し込みから資金調達完了までの時間が短いファクタリングが適しているといえます。

また、中小企業や個人事業主の多くは、担保提供するための十分な資産を保有していません。特に中小企業や個人事業主に対して融資をする場合、担保なしで実行するのは非常に難しいです。金融機関としては、万が一債務不履行となった場合に、担保を換金して資金を回収するため、担保がないと融資が実行できないと決まっている場合もあります。そのため、担保・保証人の差し入れなく資金調達できるファクタリングは、資産を多く持たない中小企業や個人事業主に適した資金調達方法といえるでしょう。

さらに、ファクタリングの良いところは、売掛先が倒産するなどして債務不履行になった場合も契約者が補填する必要がないところです。自己資本が潤沢ではない中小企業や個人事業主にとって、一番怖いのが連鎖倒産でしょう。売掛先からの売掛金回収を見込み、経費の支払い計画をしていた場合、売掛金が回収できなくなると支払いできなくなり自社も倒産に追い込まれます。その点から考えて、売掛債権をファクタリング会社に売却してしまうファクタリングの資金調達方法は、安心して利用できるのではないでしょうか。

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まとめ

ファクタリングでの資金調達は、売掛債権があれば利用できるため、融資と比較してハードルが低い資金調達の方法です。とくに、自己資本が十分でないことから、資金繰りが悪化しがちな中小企業・個人事業主にとって、資金調達までのスピードが速く、担保・保証人の提供がないファクタリングはメリットが多いです。

しかし、ファクタリングがご自身の会社に合った資金調達方法なのか、信頼できるファクタリング会社を見つけられるか不安に感じる方もいらっしゃるでしょう。資金調達についてお悩みでしたら、ヒューマントラスト株式会社へお気軽にご相談ください。元銀行員・税理士など経験豊富なスタッフが、貴社の状況に合わせたアドバイスを行います。

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