クラウドファンディング

おすすめの開業資金調達方法!第一候補は「日本政策金融公庫」

大きな夢を抱き事業を始めようとしても、必要なだけの資金調達ができなくては満足行く形で開業することはできません。

しかもただお金が集まれば良いというわけではなく、資金調達を完了した後のリスクも考慮することが大切です。

これから開業を考えている皆さんに、おすすめの資金調達方法をご紹介します。

開業資金におすすめの選択肢は2つ

まず開業資金を調達する上でのチェックポイントは以下の3つがあります

  • 必要な額だけの資金調達を行える
  • 利用のハードルが高くない
  • 資金調達後のリスクが少ない

例え知人からお金を借りたとしても、必要な額を集めるのは簡単ではありません。銀行融資は審査通過が容易ではなく、投資に頼るのは経営権や会社経営の方向性などで後々に問題が発生してしまうかも知れません。

それらのリスクを考慮した上でおすすめしたいのは、「日本政策金融公庫」と「クラウドファンディング」の2つの資金調達方法です。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫(日本公庫)は国が10割出資している政策金融機関です。特に中小企業の資金繰りに対する支援を大きな目的としており、開業資金を得る目的であれば無担保・無保証で利用可能な「新創業融資制度」などが用意されています。

日本政策金融公庫で開業資金を調達するメリット

日本政策金融公庫で開業資金を調達するメリットは以下があります。

  • 中小企業や個人事業主への融資に積極的であり、審査通過が難しくない
  • 銀行などからの融資よりも低金利・長期返済期間が設定されやすい
  • 「新創業融資制度」は開業前から申し込める

中小企業への支援を目的としている公的な期間であることから、開業費用を準備したいという方も比較的ですが審査通過がしやすく、また融資に関する条件も好条件となることが少なくありません。

日本政策金融公庫で開業資金を調達するデメリット

一方日本政策金融公庫で開業資金を調達するデメリットは以下があります。

  • 申込みから融資を実際に受けるまでに1ヶ月から2ヶ月が必要
  • 申請書類の数が多いなど申請にかかる手間が多い

政策金融機関であることが影響しているのか、審査に必要な時間と手間が大きいのはでリットと考えられます。実際、審査通過できない企業の多くは書類作成の不備があり、丁寧な書類作成を行うことが大切になります。

手数料が必要にはなりますが、手続きに対する不安がある場合は認定支援期間によるサポートを受けることをおすすめします。

※日本政策金融公庫については、以下の記事で詳しく解説しています。
日本政策金融公庫とは?審査に通るためのポイントを解説

クラウドファンディング

インターネット上でプロジェクトを公開し出資者を募集するクラウドファンディングは、近年注目を集めている資金調達方法です。多くの方が魅力を感じるお店などであれば、十分に開業資金を集められる可能性はあります。

クラウドファンディングで開業資金を調達するメリット

クラウドファンディングで開業資金を調達するメリットは以下があります。

  • 高額な資金調達を成功させられる可能性がある
  • 開業前に事業計画への世間の反応が見られる
  • 広告効果も期待できる

魅力的なプロジェクトを立ち上げることができれば、その夢に賛同した人たちから大きな資金調達が行える可能性があります。また資金調達の進行具合や届いた意見を参考にして世間の反応を見たり、情報を公開することで広告としての効果も期待できるなど、資金調達以外でのメリットも考えられます。

クラウドファンディングで開業資金を調達するデメリット

クラウドファンディングで開業資金を調達するデメリットは以下があります。

  • 寄付型でない限りは商品や現金によるリターンを考慮する必要がある
  • 全く資金調達が行えない可能性もある

クラウドファンディングには「寄付型・購入型・投資型」という3種類がありますが、寄付型以外では出資者に対して開業後には商品やサービスの提供や利益の還元などを行う必要となります。

また選択した条件によっては、目標額に達成しない場合は資金調達が全くできないという可能性もあり、プロジェクトを立ち上げる際の目標設定などには注意が必要です。

※クラウドファンディングについては、以下の記事で詳しく解説しています。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングのメリット・デメリット

資金調達の成功確率が高いのは「日本政策金融公庫」

ここまででおすすめした2つの資金調達方法の中でも、もっとも中小企業向きであり資金調達を成功させられる可能性が高いのは「日本政策金融公庫」です。

申請に手間がかかり短時間での資金調達には向かないのも事実ではありますが、計画的に事業を始めたいとお考えであれば、資金調達の第一候補となるはずです。

開業資金調達に向かない資金調達方法

一方開業資金の調達に向かない資金調達方法は以下があります。

  • ファクタリング
  • 売掛債権担保融資
  • ビジネスローン

ファクタリングも売掛債権担保融資も売掛債権を利用した資金調達方法ですので、まだ開業していない状況での利用は現実的とは言えません。

またビジネスローンを利用する際にも決算書などの提出を求められることが多く、大きな額の融資が受けにくいことや金利の高さから開業資金調達には向いているとは言えません。

自社にとって最適な資金調達方法で開業資金を調達

日本政策金融公庫の新創業融資制度とクラウドファンディングをおすすめの資金調達方法としてご紹介しましたが、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家に頼るなどの他の資金調達方法を利用するのが駄目というわけではなく、メリットやデメリットを考慮して自社に適した資金調達方法を見つけることが大切です。

しかし日本公庫とクラウドファンディングは多くのこれから開業を考える方にとってメリットが多いのも事実ですので、まずはこれらの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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