ビジネスローン

利用前に知っておきたいビジネスローン7つの注意点

ビジネスローンの注意点について気になっていませんか?ビジネスローンは便利な金融商品ではありますが、全くリスクがないわけではありません。それなりの注意点が存在するので、利用前にしっかりと把握しておきましょう。

金利が高い

ビジネスローンの注意点としては、まず金利が高いことが挙げられます。メガバンクの通常の融資であれば、最近では1%以下で貸してくれるところもありますが、ビジネスローンの場合は1%台から14.0%が相場です。

今すぐ資金が必要だけど、来月になればすぐに返済できるというような短期間の借り入れであれば、その期間を短縮することができます。しかし、返済期間が長くなりそうな場合は、利息だけで大きな金額になってしまうこともあります。

借入限度額が低い

多額の融資を必要としている場合でも、ビジネスローンの融資額は公的融資や銀行と比較して少ないため、注意点になります。しかし、融資額と実際に借りられる金額は同じではありません。借りられる金額(枠)は審査の結果によって決まります。

完済したら解約しよう

ビジネスローンは高金利の融資商品ですから、経営者の立場からすると、できれば借り入れは避けたいものです。だからこそ、その甘さを断ち切るためにビジネスローンを完済したら解約しましょう。いつでも借りられる枠が余っているということは、経営者にとっては心理的な安心感につながります。しかし、経営面で必死になる力を弱めてしまうので諸刃の剣です。

今後の融資に影響が出る

ビジネスローンを申し込む中小企業や個人事業主の方の多くは、結局ノンバンクからの借り入れになってしまうことがあります。しかし、ノンバンクからの借入は、実は将来的に他の金融機関から融資を受けられる可能性に影響を与える可能性があります。というのも、ビジネスローンに限らず、ノンバンクの金融業者から借り入れをしている企業は、経営状態が良くないと、銀行や公的機関から融資を受けられない可能性があります。つまり、自分たちの経営状況があまり良くないということです。

銀行や信用金庫、日本政策金融公庫などから借り入れをしようと思っているのであればノンバンク系の金融業者からの借入履歴があることがバレると、「ノンバンク系の金融業者からしか借りられない=資金繰りに困っているのではないか」と判断されてしまう可能性があります。 そのため、審査結果に悪影響を及ぼす可能性があります。また、ビジネスローンは金利が高いため、返済の負担が大きくなることが予想され、これもマイナス要因となります。企業がどこから借り入れをしているかは、決算書の借入金の内訳に記載されます。審査書類として提出されると、銀行などに知られることになります。

将来的に銀行や公的機関から融資を受けたいと考えている人は、ノンバンクからの借り入れには慎重になりましょう。

決算書に載らない工夫を

ビジネスローンは決算書に載らない努力が必要です。ビジネスローンの借入を決算書に載せないための方法は以下の通りです。

・決算が確定する前にローンを完済する

・決算が確定する前に友人や知人、家族などから一時的に借り入れをする

完済できればベストですが、今年度末までに完済できそうにないと感じたら、決算前に友人や知人、家族などから一時的にでもお金を借りてゼロにする方法にしてもいいかもしれません。決算が終わったら、再びビジネスローンの借入を再開して友人や知人、家族に返済することができます。

金利が高い

ビジネスローンは利息制限法ギリギリの高金利ローン商品です。ビジネスローンは金利が15.0%に近い場合がほとんどです。15.0%とは、利息制限法で100万円以上の融資を受ける場合の「上限金利」のことです。ノンバンクはこれよりも高い貸付はできません。なぜビジネスローンは利息制限法のギリギリの金利なのでしょうか?それは、「無担保」「第三者保証人不要」の貸金サービスであり、貸倒れのリスクが高いからです。

ビジネスローンは短期的な資金繰りのために利用しますが、借りれば借りるほど利益を圧迫し返済負担が大きくなり、自己破産のリスクが高まります。

1000万円を借りた場合、半年で返済したら、利息負担は442,028円となります。5年で返済した場合、利息負担は4,273,940円となります。ローンを5年で返済した場合、利息は4,273,940円となり、約10倍になります。

詐欺師に用心

ビジネスローンと偽って詐欺師がたまにいるので注意してください。金融庁のホームページで貸金業の正しい登録番号(免許証)を確認しましょう。闇金業者の多くは、他社の登録番号や架空の登録番号をホームページに記載しているという事実に安心してはいけません。

違法な会社として登録されていないか確認しして、大手消費者金融の事業者ローンを選びましょう。

まとめ

今回はビジネスローンを使う際の注意点について紹介しました。解説してきた注意点を理解しておけば、ビジネスローンのメリットを最大限活用することができるでしょう。ビジネスローンを使うのであれば、ぜひ今回解説した内容を参考にしてみてください。

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