個人事業主向け

個人事業主におすすめの資金調達方法7選

どの様な職種や規模の企業であっても、資金繰りを安定させることができなくては継続的な成長は期待できません。特に個人事業主の場合はスムーズな資金調達が行えなくては、日々の仕事にも大きな影響が出てしまうかも知れません。今以上に資金繰りを安定させ一層の成長を目指すためにも、これからご紹介する「個人事業主向けの資金繰り方法」から、自社にあった選択肢を探してみることをおすすめします。

個人事業主は複数の資金調達先を用意すべき

個人事業主におすすめしたい資金調達方法は幾つもあり、その中でどれを選ぶべきかは状況によって変わってきます。状況次第で最適な選択肢が変わるということは、複数の資金調達先を普段から想定しておくことが重要ということにも繋がります。可能な限り選択肢を増やし、時と場合に応じて選べる様にしておくことで資金繰りの不安は大きく改善されるのです。

知人や親族に頼るのは危険

資金調達先の選択肢に「知人や親族」を含めるのは非常に危険であり、決して推奨することはできません。現金を融通してもらいスムーズに返済が行えたとしても、相手から見た信頼関係にヒビが入ってしまう危険は想像以上に高く、またもしかすると助けてくれた相手に対して多大な迷惑をかけてしまうという危険も決して低くはないからです。あくまで最終手段として考えるべきであり、できれば最後まで知人や親族に頼らない資金調達方法を探していただきたいと思います。

個人事業主向けの資金調達方法

ここからはいよいよ個人事業主向けの資金調達方法のご紹介となります。ある程度の規模がある中小企業と比較して、特に銀行からの融資の審査に通過するのが難しいとも言われる個人事業主ですが、その他の場所からの融資を含めて利用しやすい資金繰り方法は幾つも存在しているのです。

日本政策金融公庫(日本公庫)

中小企業の支援を目的としている日本政策金融公庫(日本公庫)は、国が100%出資している政策金融機関であり、個人事業主やフリーランスに対しても積極的なサポートを行っています。担保や保証人も不要で借り入れできる融資制度があったり、銀行以上の低金利で長期返済も可能と、中小企業や個人事業主にとって優しく頼りになる資金調達先です。

ファクタリング

売掛金を利用して取引を行っているのであれば、ファクタリングを利用することで最短なら申込み当日に債権を現金化し資金調達を行うことが可能です。一般的な融資とは全く審査基準が違い、買取を希望する債権の信用性が高いと判断されることが審査通過には重要です。会社規模や経営状況は大きく審査結果に影響しないというのも、個人事業主にとって大きなメリットになるはずです。

銀行融資(信用保証協会)

個人事業主が銀行融資を利用しようとしても、審査通過を通過するのが容易ではないのは事実です。しかし公的機関である「信用保証協会」からの保証を受ければ審査通過できる可能性は高まります。あくまで融資をする側に対しての保証であり、万が一支払いが滞っても返済が免除されるわけではありませんが、信用保証協会を利用することで個人事業主が銀行融資を利用しやすくなるのは間違いありません。

信用金庫からの融資

その地域に密着した活動を行う信用金庫は、銀行融資よりも中小企業や個人事業主が審査に通りやすいと言われています。金利に関しては銀行よりも高めであることが多いのですが、融資を受けやすいのは大きなメリットになります。審査時には借入実績も評価されますので、まずは信用金庫で実績を積み、それから銀行融資を目指すという方法もあります。また融資を受ける際には「屋号付き口座」を開設すると、税務調査時の資料作成などを行いやすくなるのでおすすめです。

補助金・助成金

補助金や助成金は受け取った後も返済義務が発生しない、ある意味で大変お得な資金調達方法です。助成金は条件を満たしていれば受給できるのに対して、補助金は審査の結果次第では条件を満たしていても受給できない可能性があります。基本的に支払いが生じた後の支給となり請求を行っても即座に受給できるわけでもありませんので、ある程度の資金の準備が必要になるという点にはご注意ください。

ビジネスローン

事業性資金として利用することが可能であり、カードローンの様な利便性の高さを持つのがビジネスローンです。事業者ローンとも呼ばれますが、比較的ではありますが審査は厳しくなく、個人事業主の方も審査通過はそれほど難しくは無いはずです。ただし限度額は低めで、金利は銀行や日本政策金融公庫と比べると高めですので、使い方には気をつける必要があります。

クラウドファウンディング

自社の事業内容や開発計画中のアイデアなどをインターネットを使いアピールし、賛同者から資金を集めるのがクラウドファウンディングです。ここ数年で一気に知名度も利用者も増えたクラウドファウンディングですが、もちろん個人事業主がチャレンジすることにも問題はありません。多くの場合では専門サイトを利用して募集を行うことになるはずですが、出資者が集まる魅力的なアイデアがあれば、多額の資金を手に入れることも不可能ではなくなります。

おすすめは「日本政策金融公庫」と「ファクタリング」

ここまでにご紹介した知人・親族からの借り入れ以外の資金調達の選択肢の中で、個人事業主に特におすすめしたいのは「日本政策金融公庫」と「ファクタリング」の2つです。これらに共通しているのは個人事業主でも比較的審査に通過しやすいということです。それでいてそれぞれに金利や資金調達の早さというメリットも併せ持っており、そこを活かすことができればさらに利用価値は高まります。

日本政策金融公庫は個人事業主の強い味方

個人事業主は日本公庫の「国民生活事業・中小企業事業・農林水産事業」という3つの窓口の中で、まずは融資を受けている企業の90%ほどが従業員10人よりも少なく個人事業主への支援にも強い国民生活事業にお問い合わせを行ってください。融資した総件数の8割以上が無担保融資、平均の融資額は約700万円となっており、利用しやすくとても頼りになります。

ファクタリングで債権を即日現金化

資金調達のスピードでは、ファクタリングは今回ご紹介した資金調達方法の中でも最速クラスとなります。さらに審査で重要となるのが、売掛先の経営状況などや取引実績などから判断される債権の信用力であることもポイントです。個人事業主が融資を受けにくいのは経営状況などが審査に大きく影響するのが理由の1つですが、申込み企業の経営状況が審査時に大きく影響しないファクタリグであれば、選択した債権次第で審査通過できる確率を高められます。

少額の資金調達ならビジネスローンも頼りになる

資金調達に必要な額が100万円程度までの少額であれば、ビジネスローンもおすすめできる選択肢に含まれる様になります。即日融資も可能なスピードを誇り審査基準も比較的低めと、個人事業主の資金繰りにビジネスローンは向いています。しかし金利が10%台になることも少なくなく、限度額も最大でも300万程度であることが多いので、大口の借入や長期返済には向いているとは言えません。少額借入・短期返済という利用方法をおすすめします。

複数の資金調達方法の併用も有効

資金調達方法を複数持つことが、資金繰りを安定させる効果があるのは間違いありません。そしてこれらは併用することも可能なのです。融資ばかりに頼るのは負債の額を大きくしてしまう危険性がありますが、ファクタリングや補助金・助成金を利用するなどすればこの問題は小さくなります。

資金繰りの選択肢を増やして柔軟を経営を!

ここ数年で一気に知名度が高まったクラウドファウンディングなど、個人事業主にとっても利用しやすい資金調達方法は増えてきています。これまで利用していた方法に固執することなく新しい選択肢を取り入れていくことで、今までよりも柔軟な経営が行えるチャンスも大きくなります。資金繰りに悩むことが減るように、新たな資金調達の選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?

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