インターネットが発達した現在では、様々な手続きがオンラインで行える様になってきました。即日で売掛債権の現金化も可能な資金調達方法であるファクタリングも、オンラインで手続きができる場所が増えています。急ぎの時にも頼りになると言われていたファクタリングをオンラインで手続きして利用すれば、今までもよりもさらに早く、そしてお得に利用することまでできるようになるのです。この記事ではオンライン手続きの流れと最速を目指すための時短ポイントをご紹介します。
※ファクタリングについて基礎から知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
『ファクタリングの仕組みとは?メリット・デメリットや利用の流れを解説』
ファクタリングは資金調達が早い
申込みを電話などで行い来店し手続きを進めた場合でも、ファクタリングならば3日から1週間ほどで資金調達を完了させることができます。これは銀行や日本政策金融公庫などに融資を申し込むのと比較しても圧倒的な早さです。支払いサイトが長くなりやすく資金繰りの妨げになることも少なくない売掛債権を、ファクタリングを使えば素早く現金に変えることができるのです。さらに提出書類の準備を前もって行うなどができれば、即日での資金調達も不可能ではなくなります。
早さ以外のファクタリングのメリット
・償還請求権なし(ノンリコース)で契約できる
・経営状況が芳しくなくても診査への影響が小さい
・融資ではないので負債が増えることがない
・債権の売却を取引先に伝えない2社間契約という選択肢がある
ファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)で契約が基本ですので、売掛先が倒産してしまっても手形割引の様に債権の代金を請求されることがありません。また売掛先との取引実績があり債権の支払いが確実に行われると判断されることが診査では重要になり、債権売却を希望している企業の経営状況はそれほど診査には影響しません。他にも負債扱いにはならず資金を得ることができるので貸借対照表への悪影響もなく、2社間契約を選択すれば取引先からの債権の売却承諾を得ないで済むなどの利点もあります。
即日資金調達を目指すならオンラインに強いファクタリングを
他の資金調達方法と比較して早さが魅力のファクタリングですが、オンラインに強いファクタリング会社を選べば、そのスピードは更に増すことになります。中には申込みや書類提出だけでなく、契約手続きまでネット上で行える「WEB完結型」のファクタリング会社も存在し、最短数時間という驚きの早さでの買取を実現させているのです。
WEB完結ファクタリングの入金までの流れの一例
WEB完結のファクタリングであっても、手続きの流れそのものに大きな変化はありません。簡単に説明すれば、申し込みを行った後に書類を提出し、面談から診査、そして無事に診査を通過すれば契約手続きとなり現金を受け取ることになります。この手続きをオンラインで進めた場合どのようになるのかを順を追って解説させていただきます。
まずはホームページから申し込み手続き
今では多くのファクタリング会社がホームページを持っており、そのサイトから申し込み手続きを行うことができます。「お問い合わせ・お申し込み」やメールのイラストが書かれたボタンをクリックし、会社名などの必要情報を入力して送信すれば申し込み手続きは完了となります。利用前に会員登録が必要になることもありますが、複雑な手続きが必要となることはほとんどありませんのでご安心ください。
必要書類の提出は専用フォームからかメール添付で
WEBからの申込みが終わった後は、メールまたは電話で申込み内容の確認や必要書類の提出に関する説明が行われます。書類提出に関してもサイトから専用フォームを利用して送付したり、メール添付でファクタリング会社に送ることが可能です。自分の足で届けるより面倒が無いのは当然ですが、郵送を使うよりも費用もかからず届くのも早いので、現金化への時間短縮効果は小さくありません。
リモートで顔を見ながらの面談
面談不要となっているファクタリング会社も存在しますが、WEBでの手続きに強いファクタリング会社ならば、面談の必要があったとしてもZOOMなどを利用してリモートで行うことが可能です。面談不要なのは逆に少し不安を感じるという方も、画面越しとは言え実際に顔を見ながら話すことで安心感を得られるはずです。
診査はAIでスピーディー
各種提出書類や申込み内容をスコア化し、AIを使って診査を行うファクタリング会社も増えています。AIに診査を任せることで人が行うのと比べて審査結果にブレが生じずに済み、時間短縮も期待できます。診査が終われば結果通知が行われますが、仕事中に電話対応で時間を取られるのは困るという方は、前もってメールでの連絡を希望することをおすすめします。
捺印不要でセキュリティも万全なオンライン契約
契約手続きもWEB上で行うことが可能です。捺印は不要であることが多く、万全のセキュリティにより大切な情報が漏れてしまう心配もありません。そして契約が完了すれば債権の売却となり、指定口座に対して振り込みによって代金が支払われます。
WEB完結オンラインファクタリングのメリット
・全国どこからでも利用できる
・手数料が安い
非対面で契約ができるWEB完結型であれば、全国どこからでも利用することが可能です。さらにインターネットを最大限に活用することでファクタリング会社側としても人件費の節約などができますので、利用者は手数料が低くなりやすいという恩恵を受けることができるのです。この2つのメリットはWEB完結だからこそ得られるメリットと言えます。
ファクタリング完了までの時短ポイント
オンラインに強いファクタリング会社を選ぶことで、より一層素早い資金調達ができる可能性が高まるのは事実です。しかし本当に短時間で債権を現金化するには、いくつかの時短ポイントに気をつける必要があります。そのポイントを抑えておかないと、WEB完結であっても、短時間で資金を手に入れることは難しくなってしまいます。
評価されやすい売掛債権を選ぶ
入金が確実と判断される信頼性の高い債権を選ぶことができれば、診査に必要な時間を短くすることが可能です。売掛先との取引実績が十分にあることも、その1つの要素となります。また60日を超える様な支払サイトが長い債権は、回収リスクが高いと判断されやすくなりますので注意が必要です。
与信情報が良好な取引先を選択
債権の取引実績や支払サイトの長さに関しては比較的判断はしやすいはずですが、その点で良好であっても過去に金融事故を起こしている様な取引先は避けるべきかも知れません。取引先の与信情報も診査に影響しますので、現在は問題ないとしても過去のトラブルが診査に影響してしまう危険は否定できないのです。
提出書類の準備がタイムリーで丁寧に
診査にしても契約にしても、必要な書類が提出されなくては手続きを進めることはできません。ですので、可能な限り前倒しで書類の準備をしておくことが重要になります。申込み段階で契約までに必要な書類について確認しておけば、その後の準備がスムーズに行える様になるはずです。
2社間契約を選ぶ
ファクタリングでは売掛先の承諾を得て売却契約を行う3社間契約の方が診査に通過しやすいと言われますが、現金化までの時短を目指すのであれば2社間契約を選ぶことをおすすめします。売掛先からの承諾を取る必要がある場合には、理解を得て手続きを進めるのにどうしても時間がかかってしまいますが、不要であればそれだけ時間短縮ができる様になります。ちなみにWEB完結型のファクタリングでは、2社間契約を基本としている場所が少なくありません。
「早さ」は資金繰りの最重要項目
資金繰りにおいて現金を得るのに必要な「早さ」は、時として何よりも重要なポイントとなります。最短即日現金化が期待できるファクタリングの中でも、WEB完結型はその早さにおいて他の資金調達方法よりも優れています。つまりファクタリングを利用することで、資金繰りの問題を解決できる可能性が高くなるということにも繋がるのです。
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